「全建メールマガジン」第22号(2008年10月23日)  配信
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  「秋の夜長」の言葉どおり、この時期は日々夜の時間が長くなりますが、み
  なさんはどのようにお過ごしですか。読書、映画鑑賞等が一般的ですが、普
  段読んだり観ることのできなかった作品に触れてみるのによい機会ではない
  でしょうか。
  それでは「全建メールマガジン」第22号をお届けします。   
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 ■≪目次≫
  ◆トピックス
  ◆機関誌「月刊建設」10月号から
  ◆建設関係施策等の情報‐‐国土交通省など行政機関の報道発表等から‐‐
  ◆建設関係資格試験情報
  ◆本会の出版物から【2009年版全建手帳追加申込受付中!】
  ◆第24回ヨーロッパ公共施設調査団参加募集について!
  ◆第541回建設技術講習会(リスク及び危機管理)寸描 
  ◆第542回建設技術講習会(コスト構造改革と工事積算)寸描 
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 ◆トピックス
 ○平成21・22年度国土交通省地方整備局等に係る資格審査について
  10月7日に平成21・22年度を有効とする国土交通省地方整備局、国土技術政
  策総合研究所(横須賀庁舎を除く。)及び大臣官房官庁営繕部の競争参加資
  格審査の主な改正点等について公表されましたので、お知らせいたします。
  ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo06_hh_000014.html
 
 ○平成20年度国土交通省関係補正予算の概要について
  9月29日に平成20年度国土交通省関係補正予算の概要について公表されまし
  たので、お知らせいたします。
  ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo05_hh_000011.html
 
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 ◆機関誌「月刊建設」10月号から
 ○巻頭言 「環境首都なごや」への挑戦
                         名古屋市長 松原 武久
  1610年の名古屋城の築城開始とともに、名古屋のまちづくりは始まりました。
  名古屋は、先端産業へと続く「モノづくり」文化と、名古屋城、徳川園など
  薫り高く残る近世武家文化、伝統と歴史が調和した都市です。また、市内を
  縦横に走る広幅員道路、市中心部に連なる運河、市域面積の約7割を占める
  区画整理事業など、先人が築いてきた厚い都市基盤に恵まれた都市でもあり
  ます。一方、410 haにおよぶ東山の森、ラムサール条約に登録された藤前干
  潟など、豊かな自然も残されています。2010年(平成22年)には、開府 400年
  を迎えます。名古屋城本丸御殿の復元、生物多様性条約第10回締約国会議(C
  OP 10)の開催など、大交流時代にふさわしい事業を市民の皆さんとともに進
  めているところです。(以下略)
  ※続きは http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#10
 
 ○巻頭言 気候変動問題との息の長い付き合い方
             財団法人 道路経済研究所 常務理事 大西 博文
  18世紀から19世紀にかけて西欧で始まった産業革命以降、石炭や石油といっ
  た化石燃料の消費が大きく増加し、大気中の二酸化炭素の濃度は急激に上昇
  している。この結果、地球温暖化が進行し、世界各地で気候変動によるさま
  ざまな問題が生じている。海水面の上昇によるツバル等の島嶼国の水没危機、
  極地や高山の氷河の減少・生態系の変化、局地的集中豪雨の激化による水害
  等が起こっている。こうしたなか、去る2008年7月に日本で洞爺湖G8サミ
  ットが開催され、気候変動問題が最重要課題として各国首脳により議論され
  た。(以下略)
  ※続きは http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#10
 
 ○特集 良好な環境の保全・創出と地球温暖化対策の推進
  (目次)
  ・国土交通省の環境政策
  ・官庁施設における地球温暖化対策
  ・名古屋市での緑化地域制度の導入について
  ・下水汚泥のエネルギー利用による地球温暖化対策の推進
  ・豊かな海の森づくり
  ・雪を利用した環境施策
  ・総合水資源管理に向けて
  ・リサイクル材の港湾構造物への適用について
  
 ○編集後記
  今回の特集テーマは、「良好な環境の保全・創出と地球温暖化対策の推進」
  です。この夏続いた猛暑やゲリラ豪雨、落雷の頻発などいわゆる異常気象は、
  あたかも地球温暖化が私たちの将来におよぼす影響の大きさを暗示している
  ようで、強い危機感を抱かずにはいられません。今、私たち公共事業に携わ
  る者には、より良い社会資本をより安く整備することに腐心することと同時
  に、社会資本の整備が生活環境や自然環境に及ぼす影響に配慮することが強
  く求められており、それぞれの場面でそのバランス感覚が問われています。
  巷では公共事業が環境破壊の代表選手のような扱いを受け、それに携わる私
  たちもなにかと気持ちが沈みがちです。しかし、一方で私たちの取り組みは
  新しい技術や知見を積極的に取り入れることにより、悪化した環境の回復や、
  良好な環境の保全・創出を可能とするものでもあります。地球や人類にとっ
  て「開発」と「保全」の何れが是か非かと単純に二極化できるような時代で
  はありませんが、限られた条件の中でその両者のバランスを取りながら最大
  限の結果を得ることが、今の時代に求められている技術者の姿の一つなのか
  もしれません。さて、今回掲載されている8編の記事は、各分野における環
  境問題に関する体系的な取り組みのための計画や制度の策定と、地域課題の
  解決のための具体的な取り組みとを織り交ぜて構成しています。何れも目前
  に迫る課題に対して前向きに取り組んでいる記事であり、各位の日々の取り
  組みのヒントとして頂ければ嬉しく思います。(副委員長 田村 央)
 
  ※「月刊建設」10月号の詳細は
      http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#10
 
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 ◆建設関係施策等の情報
  このコーナーでは国土交通省及び地方自治体の報道発表資料等から、いろい
  ろな建設関係の施策等について、情報をお届けします。
 
 ○矢作ダムの堆積砂を使用した干潟・浅場造成事業
                                 愛知県
  愛知県では、アサリ等の有用貝類が減少する等により、漁業生産力の低下し
  た漁場を改善するために干潟・浅場造成事業を行っています。
  干潟・浅場を造成するとアサリ等の有用貝類が増殖し、漁業生産力が向上す
  るばかりでなく、赤潮や貧酸素水塊(青潮:水産生物に悪影響を及ぼす)の原
  因となる海水中の有機物等を除去し、水質浄化能力も大きくなることが知ら
   れています。
  愛知県と国土交通省中部地方整備局矢作ダム管理所では協力して、矢作ダム
  の堆積砂を利用した干潟・浅場造成事業を行いました。
  矢作ダムは建設後30年以上経過し、堆積砂が問題となっています。
  この堆積砂を有効利用し、生産量日本一を誇るアサリの資源増加だけでなく、
  三河湾の水質改善にも役立つことを目指しました。
  (以上 要旨)
  ※詳細は http://www.pref.aichi.jp/0000017752.html
 
 ○第2回近畿「子どもの水辺」交流会参加者の募集
                                 滋賀県
  近畿「子どもの水辺」交流会は、次世代を担う子どもたちや地域住民の方々
  に「水辺」への関心・愛着を高めていただき、子どもたちの水辺活動の継続
  ・広がりを図ると共に、上下流・府県間の交流など水辺に関わる方々の交流
  を深めるため、様々な視点から水辺との関わりや活動について発信していた
  だくものです。
  本交流会の開催にあたっては、近畿府県で水辺活動を行っている団体・市民
  並びに行政による実行委員会を設立し、より良い運営を目指しています。
  今年度は、滋賀県草津市で平成21年3月1日(日)に開催されます。
  主催は近畿「子どもの水辺」交流会実行委員会、事務局は近畿地方整備局・
  滋賀県・河川環境管理財団です。
  (以上 要旨) 
  ※詳細は http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/ha04/20080924.html
 
 --------国土交通省報道発表等から--------
 ○10月10日 「都市・地域レポート2008」について
             国土交通省 都市・地域整備局 都市・地域政策課
  国土交通省都市・地域整備局では、(中略)都市・地域整備と地域活性化に
  携わる幅広い主体に向けて情報発信するため、「都市・地域レポート」を公
  表しています。
  平成20年度は、(中略)都市・地域における商業と多様なサービス産業の立
  地の特色を分析するとともに、(中略)持続的な都市圏、生活圏を形成して
  いく上での課題についてとりまとめました。(以下略)
  ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/city02_hh_000005.html
 
 ○10月1日 地域の建設業の実情に関する緊急実態調査の結果について
         国土交通省 総合政策局 建設市場整備課 建設産業振興室
  建設業は、地域経済や雇用の約1割を担い、地域産業の中核として大きな役
  割を果たしていますが、(中略)今年に入り、多くの雇用を維持してきた地
  域の有力な建設会社の倒産が相次いでおり、地域経済の疲弊が著しくなって
  きています。
  このような状況を踏まえ、(中略)全国9ブロックの建設業協会、加盟会社、
  地元金融機関等を対象に緊急実態調査を行いました。
  この度、その調査結果をとりまとめましたので、別添のとおり公表いたしま
  す。
  ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo14_hh_000033.html
 
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 ◆建設関係資格試験情報
 ○資格ワンポイントコーナー 〜「土木施工管理技士」について〜
  今月は土木施工管理技士試験(1級学科、2級学科・実地)が実施されまし
  た。この資格はどういう資格なのでしょうか。 
  土木技術者となるには、通常、高卒以上で土木工学を専攻した人が建設業界
  に入り、現場などでいろいろ経験を積んで一人前になっていきます。土木技
  術者が仕事を遂行する上で必要とされる知識は、構造力学などの土木工学に
  関する知識や、建設工事の施工管理に関わる各種法令があげられます。「土
  木施工管理技士」試験は、こうした高度な知識を必要とする土木工事の主任
  技術者や現場主任に対する国家資格です。国土交通省の発注工事などでは、
  この「土木施工管理技士」資格者の現場配置が法律で義務付けられています。
  ※詳細は(財)全国建設研修センター http://www.jctc.jp/
 
 ○技術試験合格体験記
  本会HPでは、技術系公務員の方々の資格取得体験記を掲載しています。こ
  れらを参考にして、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。
  ※詳細は
     http://www.zenken.com/sikaku/taiken/taiken2008/taiken_200804.html
  
 ○資格試験に役立つ参考書等の技術図書斡旋割引について
  毎年本会では、資格取得に役立つ参考書や様々な技術図書を機関誌「月刊建
  設」5月号で紹介しています。
  なお、本会HPにて、全建会員を対象にした技術図書割引斡旋サービスの頁
  を掲載しておりますのでご覧下さい。
  ※詳細は
     http://www.zenken.com/service/gijututosho/2008gijututosho.html
 
  ※主な建設関係資格試験の一覧は
     http://www.zenken.com/sikaku/H20_sikaku.html
  
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 ◆本会の出版物から
 ○2009年版全建手帳追加申込受付中!
  定価 500円(税込) 
  別途送料がかかります。
  11月中旬に発行予定。
  ※商品についてのご注文、お問合せは、本会企画課までお願いします。
   TEL:03-3585-4546 FAX:03-3586-6640  
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 ◆第24回ヨーロッパ公共施設調査団参加募集について!
  調査期間 平成21年1月24日(土)〜31日(土) 8日間
  調査費用 正会員・特別会員・賛助会員 539,000円(燃料サーチャージ含む)
       非会員 569,000円(燃料サーチャージ含む)
  募集人員 35名(最少催行13名)
  申込期限 11月21日(金)
  ※詳細及び募集要項は
    http://www.zenken.com/kensyuu/kaigai/yo-roppa.html#dai24
 
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 ◆第541回建設技術講習会(リスク及び危機管理)寸描
  9月17日〜19日金沢市で開催した講習会に、全国から 414名の参加がありま
  した。
  ※その様子は
   http://www.zenken.com/zk_mm/kensyuu_sunnbyou/H20_541/H20_541.html
  
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 ◆第542回建設技術講習会(コスト構造改革と工事積算)寸描
  10月9日〜11日秋田市で開催した講習会に、全国から 372名の参加がありま
  した。
  ※その様子は
   http://www.zenken.com/zk_mm/kensyuu_sunnbyou/H20_542/H20_542.html
  
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 ≪編集後記≫
  10月1日に観光庁が設立されました。国内旅行の活性化、海外からの旅行者
  を増やすなど、観光立国の実現を目指し設立されたそうです。秋の行楽シー
  ズンということもあり、読者の中にも旅行に出かける方が多いのではないで
  しょうか。ちなみに、日本人の国内観光旅行による一人当たりの宿泊数は、
  年間平均2.77泊だそうです。狭いようで広い日本。まだまだ行ったことのな
  い場所も多いのではないでしょうか。また、以前訪れた場所でも訪れる時期
  が違うと新たな発見があるかもしれません。11月は3連休が2回もあります。
  カレンダーやポスターで見かける観光地に足を伸ばしてみてはいかがでしょ
  うか。(オ)
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 ◆配信中止   : http://www.zenken.com/syusin/sinkan/sinkandel2.asp 
 ◆アドレスの変更: http://www.zenken.com/zk_mm/zk_mm.html 
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