「全建メールマガジン」第24号(2008年12月18日)  配信
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 師走に入り、忘年会などで飲む機会がふえ、体調が芳しくない方もおられる
 かと思います。数日後には正月を迎え、さらに飲む機会がふえてきますので、
 休肝日を設けるなどして体調管理をして下さい。今年も残りわずかになりま
 したが、年末年始の休暇を楽しみにして頑張りましょう。それでは今年最後
 の「全建メールマガジン」第24号をお届けします。 
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■≪目次≫
 ◆トピックス
 ◆機関誌「月刊建設」12月号から
 ◆建設関係施策等の情報‐‐国土交通省など行政機関の報道発表等から‐‐
 ◆建設関係資格試験情報
 ◆本会の出版物から【0.3秒60点の世界「幸せ多い国づくりへの実践」】
 ◆第544回建設技術講習会(河川行政の課題、都市・地域整備行政の課題)寸描 
 ◆第545回建設技術講習会(入札契約制度改革と公共工事の品質確保)寸描 
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◆トピックス
○地方分権改革推進委員会の第2次勧告
 12月8日に地方分権改革推進委員会が第2次勧告(〜「地方政府」の確立に
 向けた地方の役割と自主性の拡大〜)を行いました。委員会は、引き続き調
 査審議を進め、平成21年春以降に「第3次勧告」を行うこととしています。
 ※発表内容は http://www.cao.go.jp/bunken-kaikaku/iinkai/torimatome/
                                                torimatome-index.html
 
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◆機関誌「月刊建設」12月号から
○巻頭言 「平和で安らぎと活力のある沖縄県」の実現に向けて
                       沖縄県知事  仲井眞 弘多
 沖縄県は、東西約1,000q、南北約 400qの広大な海域に、大小160の島々か
 らなる島しょ県です。かつて沖縄が琉球王国だった時代、我々の先人たちは、
 季節風を船の帆に受け、四方の海に漕ぎ出し、中国や東南アジア諸地域との
 交流を通じて、独特の歴史や文化をはぐくんできました。わが国唯一の亜熱
 帯地域として、豊かな自然環境や景観、さらに特有の歴史と文化等の観光資
 源に恵まれ、国内でも有数の観光地として、国内外から多くの観光客が訪れ
 ています。沖縄県では、沖縄観光の持続的な発展に向けて、効果的な誘客プ
 ロモーションを展開するとともに、自然環境の保全に配慮しながら、国際的
 な観光・リゾート地にふさわしい受け入れ体制の整備を進めています。
 (以下略)
 ※続きは http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#12
 
○巻頭言 住民との協働による地域づくり
               日本大学総合科学研究所 教授 高橋 洋二
 地域づくりでは道路・公園・下水道などのインフラや土地利用の改善だけで
 はなく、産業・教育・医療・福祉・文化活動などを如何に再生・活性化して
 いくかが課題となる。地域づくりを進めようとすれば、地域住民・商店・企
 業・勤労者・来街者・団体など(以下、広義に住民という)に多大な影響を
 与えるから、あらかじめ住民参加の機会を設け、相互の利害を調整し計画や
 事業に対する賛同を得ておく必要がある。これまでのように行政が事前に計
 画を作成し、その後住民に説明し賛同を得る方式は今日では受け入れられ難
 く、しばしば強い反撥や反対に遭遇することになる。(以下略)
 ※続きは http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#12
 
○特集 住民との協働による地域づくり
 (目次)
 ・まちづくり交付金における住民との協働によるまちづくり
 ・地域と連携した河川空間の整備・利用の動向について
 ・歩いて楽しめる賑わいのある桑折町へ
 ・浜松地方合同庁舎における地域連携の取り組みについて
 ・市民との協働による「早川堀通り水と緑のみちづくり」
 ・長崎発「通り名」による地域活性化の取り組み
 ・市民とともに未来へ継承する町並み文化
 ・知床羅臼地域マリンビジョン計画と羅臼漁港について
 
○編集後記
 今回の特集テーマは、「住民との協働による地域づくり」です。このテーマ
 には「住民との協働」と「地域づくり」という二つのキーワードが込められ
 ています。私たちは公共事業に携わる専門家として強い責任感をもって取り
 組んでいますが、同時にある種の縄張り意識が存在し、また、整備や管理を
 進めていくなかでできるだけ関係者は少ない方がよいという打算もあります。
 また、膨大な日々の業務に追われ、自分が担当する社会資本の整備・管理自
 体が目的化してしまい、本来、社会資本が果たすべき地域のなかでの役割や
 影響については頭の片隅に追いやられていることも思い当たります。しかし、
 社会資本の整備がある程度整い、国民の関心が社会資本の量から質へと移っ
 てきた現代では、地域の住民や利用者そして目的を共有して地域活動に積極
 的に参加されている団体の方々など、公共事業には幅広い関係者の視線が注
 がれています。その視線は、春の日差しのように優しいものと冬の北風のよ
 うに鋭く冷たいものが混ぜ合わさったものではありますが、批判を含め公共
 事業に対して未だ多くの国民の方々が関心を持っていただけることは我々に
 対する期待の表れと信じています。さて、今回掲載されている8編の記事は、
 「地域づくり」に資する公共事業を目指して、各事業に対する地域の方々の
 高い関心を上手く昇華させ、幅広い関係者の方々との「協働」に積極的に取
 り組まれているものです。各位の日々の取り組みのヒントとしていただけれ
 ば嬉しく思います。
 (副委員長 田村 央)
 
 ※「月刊建設」12月号の詳細は
     http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#12
 
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◆建設関係施策等の情報
 このコーナーでは国土交通省及び地方自治体の報道発表資料等から、いろい
 ろな建設関係の施策等について、情報をお届けします。
 
○西知多道路の広報誌第4号を配布
                                愛知県
 愛知県は、東海市から常滑市までの新たな自動車専用道路として構想されて
 いる西知多道路について、昨年10月からパビリック・インボルブメントを実
 施しています。
 このパブリック・インボルブメントは、構想の段階から地域住民の方々より
 広くご意見を伺い、概ねの位置や構造等の計画を策定していくものであり、
 広報誌「にしちたVOICE!」を各戸に配布し意見集約を行っています。
 今回配布した「にしちたVOICE! vol.4」には、地域住民の方々の意見の取り
 まとめ、概略設計作成の取り組み及び作成上の配慮事項などについて、掲載
 されています。(以上 要旨)
 ※詳細は http://www.pref.aichi.jp/0000020249.html
 
○福井豪雨映像アーカイブス(ダイジェスト編)を公開
                                福井県
 福井豪雨の記憶を風化させずに、今後の防災活動に役立てることを目的とし
 て、平成19年11月に福井大学、国土交通省福井河川国道事務所、県及び市町
 を中心とした「福井豪雨映像アーカイブス作成委員会」が発足し、県民の皆
 様へ被災時の映像・画像の提供を呼びかけてきました。
 今回、皆様よりいただいた貴重な映像・画像をダイジェスト編として公開す
 る運びとなり、10月5日に福井市防災センターで開催された「ふくい河川防
  災フォーラム2008」において完成披露の試写会を行いました。
 ダイジェスト編の映像は、国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所H
 Pよりご覧頂けます。 (以下略) 
 ※詳細は http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kasen/bosai/archives.html
 
--------国土交通省報道発表等から--------
○12月2日 河川・道路に係る地方公共団体への権限移譲に関する取りまとめ
 について                国土交通省 大臣官房 総務課
 「地方分権改革推進要綱(第1次)」(平成20年6月20日)に基づき、河川・道
 路に係る地方公共団体への権限移譲に関し、別紙のとおり取りまとめました
 ので、ご報告いたします。
 なお、今回の取りまとめを行うに当たって、各地方公共団体ごとに地方公共
 団体と国土交通省において確認した資料につきましては、以下のHPに掲載
 しております。(以下略)
 ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo04_hh_000014.html
 
○12月1日 「内水ハザードマップ作成の手引き(案)」の改定について
                国土交通省 都市・地域整備局 下水道部
 全国各地で記録的な豪雨が頻発する中、豪雨時における住民自身の対応の迅
 速化を高め、浸水被害の軽減を図ることが期待される内水ハザードマップが
 注目されています。
 国土交通省では、平成18年3月に「内水ハザードマップ作成の手引き(案)」
 を策定し、その作成を支援してきましたが、内水ハザードマップを作成、公
 表している市町村は平成20年10月末現在で81市町村にとどまっています。こ
 のため、なお一層の作成促進を図り住民に分かりやすい情報提供がなされる
 よう、今回、本手引きを改定しましたのでお知らせします。
 (以下略)
 ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000040.html 
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◆建設関係資格試験情報
○国家資格のご案内『測量士・測量士補試験』
 来月1月15日(木)より2月27日(金)まで、測量士・測量士補試験の受験願
 書受付が始まります。本試験の概要をお知らせします。
〈測量士・測量士補とは〉
 技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、測量士法第49条により
 登録された測量士又は測量士補でなければなりません。測量士は、測量に関
 する計画を作成し実施。測量士補は、測量士の作成した計画に従い測量に従
 事します。
〈試験資格・方法〉
 年齢、学歴、実務経験に関係なく誰でも受験でき、測量士・測量士補ともに
 筆記試験(五肢択一のマークシート方式)です。
〈試験日〉
 平成21年5月24日(日)
 ※詳細は国土地理院試験登録係
     http://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/SHIKEN-top.htm
 
○技術試験合格体験記
 本会HPでは、技術系公務員の方々の資格取得体験記を掲載しています。こ
 れらを参考にして、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。
 ※詳細は
     http://www.zenken.com/sikaku/taiken/taiken2008/taiken_200804.html
 
○資格試験に役立つ参考書等の技術図書斡旋割引について
 毎年本会では、資格取得に役立つ参考書や様々な技術図書を機関誌「月刊建
 設」5月号で紹介しています。
 なお、本会HPにて、全建会員を対象にした技術図書割引斡旋サービスの頁
 を掲載しておりますのでご覧下さい。
 ※詳細は
     http://www.zenken.com/service/gijututosho/2008gijututosho.html
 
 ※主な建設関係資格試験の一覧は
     http://www.zenken.com/sikaku/H20_sikaku.html
 
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◆本会の出版物から
○0.3秒60点の世界「幸せ多い国づくりへの実践」(福田昌史著)販売中!
 建設技術者の現場での「意思決定のプロセス」は教科書に書かれていない。
 本著は実際の経験に基づいた「実学としての公共経営学」であり、産学官を
 問わず全ての建設技術者に自信と勇気を与える人生訓である。
                       東京大学 教授 小澤 一雅
 ※図書一覧は
   http://www.zenken.com/syuppan/ippantosyo/ippantosyo.html#wagakokudo
 ※購入のお申込み方法は
     http://www.zenken.com/syuppan/syuppan.html#KOUNYUU
 
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 ◆第544回建設技術講習会(河川行政の課題、都市・地域整備行政の課題)寸描 
 11月12日〜14日長野市で開催した講習会に、全国から 356名の参加がありま
 した。
 ※その様子は
   http://www.zenken.com/zk_mm/kensyuu_sunnbyou/H20_544/H20_544.html
 
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 ◆第545回建設技術講習会(入札契約制度改革と公共工事の品質確保)寸描 
 11月26日〜28日高知市で開催した講習会に、全国から 460名の参加がありま
 した。
 ※その様子は
   http://www.zenken.com/zk_mm/kensyuu_sunnbyou/H20_545/H20_545.html
 
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≪編集後記≫
 間もなく一年を締めくくる最後のイベントのクリスマスがやってきます。街
 はイルミネーションで飾られおり、行き交う人々の目を楽しませていますが、
 近年では自宅にイルミネーションを施しているのをよく見かけます。冬の夜
 道に明るいイルミネーションを見かけると、なぜかほっとするのは私だけで
 しょうか。今年一年間、全建メールマガジンをご愛読いただきありがとうご
 ざいました。来年は皆様方にとって幸福な年になりますように…。(ト)
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