■第547回建設技術講習会(道路行政の課題、港湾・漁港行政の課題)〜現場研修事業の概要


第547回建設技術講習会 現場研修事業の概要

1 名古屋高速道路 高速4号東海線建設事業
…………………………………………………………………………………名古屋市中川区山王〜東海市新宝町
 現在建設中の高速4号東海線は、高速都心環状線(山王JCT)と伊勢湾岸自動車道(東海IC)を結ぶ延長12kmの路線です。
 この路線は、名古屋都心部と名古屋市南部地域、東海市をはじめ知多方面を結び、効率的な交通処理を図るとともに、沿道地域の活性化及びスーパー中枢港湾の名古屋港や中部国際空港へのアクセス道路としての役割を果たす基幹道路です。また、並行する高速3号大高線が慢性的に渋滞していることから、この代替路線として早期の整備が期待されています。

2 「ラグーナ蒲郡」整備事業
……………………………………………………………………………………………………蒲郡市海陽町はじめ
 「ラグーナ蒲郡」整備事業は、海をテーマに「遊ぶ、憩う、暮らす」複合マリンリゾートを創造する事業です。自然豊かな三河湾を望み、気楽に楽しめる新しいスタイルの「海のまち」として第三セクターの蒲郡海洋開発(株)が整備・運営をしています。120haの海面を埋立て造成した「ラグーナ蒲郡」にはテーマパーク、ショッピングモールを核にマリーナ、タラソテラピー施設、温泉施設などがあり、リゾートマンション分譲事業が進められ、また、リゾートホテル、別荘地計画も検討されています。隣接地区では県営ヨットハーバーや海浜緑地も整備され、蒲郡の新しいまちづくりが着実に進んでいます。
・・・「夢、あこがれ、きらめくシーサイド」・・・

3 県道力石名古屋線(東部丘陵線)整備事業〔リニモ〕
………………………………………………………………………………名古屋市名東区藤が丘〜豊田市八草町
 愛知県では、名古屋東部丘陵地域一帯を「あいち学術研究開発ゾーン」と位置づけ、学術研究開発拠点の整備はもとより、居住・文化・レクリエーション機能など総合的な地域整備を進めています。東部丘陵線は、名古屋市とその地域一帯とを結ぶ基幹的な公共交通機関です。
 この整備により、基幹公共交通網の充実、交通混雑の緩和、接続駅となる藤が丘地区の拠点性向上や活性化が図られます。
 この路線は、高架橋、トンネルなどのインフラ部を道路事業で、レール、駅、車両など鉄道設備(インフラ外部)を第三セクターの事業で整備しています。
 また、車両の走行方式は、日本初の常電導吸引型磁気浮上・リニアインダクションモーター推進方式を採用しています。

4 愛・地球博記念公園整備事業
…………………………………………………………………………………………………………愛知郡長久手町
 2005年3月〜9月に開催された愛・地球博(愛知万博)長久手会場跡地は、愛・地球博の理念と成果を引き継ぐ都市公園として整備が進められています。正式名称「愛・地球博記念公園」、愛称「モリコロパーク」として、2006年7月の第1期オープンを皮切りに、順次整備が進められており、現在、計画面積約194haに対し、約105haが整備済みとなっています。
 今後、COP10の開催年となる2010年秋を目標に、公園の中心的施設となる「地球市民交流センター」を整備する予定であり、公園の完成に向けて事業を着実に進めています。



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