■第529回建設技術講習会(コスト構造改革と工事積算(土木・建築))〜現場研修事業の概要


第529回建設技術講習会 現場研修事業の概要

1 盛岡駅西口開発事業
………………………………………………………盛岡市盛岡駅前通、新田町、城西町及び中川町地内
 盛岡は、現都心部への一点集中型の都市構造から生じる都市整備上の課題に対応しつつ、魅力ある都心を創出するために、コンセプトの異なる3つの都心を軸状に連担させることで、一つ一つではなし得ない複合的・相乗的な都心の活力を創出する都市構造の再編を推進しています。
 盛岡の軸状都心を形成する3つの拠点は、城下町としての成り立ちの既存都市地区、新市街地として都市再生機構等により事業化を図る盛岡南地区開発、そしてこの2つの都心の真中に位置するのが盛岡駅西口地区です。
 盛岡駅西口地区は、新しい都心地区の形成という観点から、商業業務地区におけるゆとりと潤いのある都市空間、魅力ある街並みの形成を図るとともに、住宅地における良好な住環境の保全を図るため事業を進めています。

2 盛岡南新都市土地区画整理事業
……………………………………盛岡市下太田、本宮、向中野、下鹿妻、飯岡新田、南仙北一丁目の一部
 市街地の南西部、雫石川の南に広がる約445haの地域に職住近接の新市街地を形成しようというのが盛南開発構想で、全体計画の7割に当たる313.5 haを整備するのが盛岡南新都市開発整備事業です。事業主体は独立行政法人都市再生機構(旧地域振興整備公団)で、平成3年12月に事業認可。都市再生機構では盛岡都市開発事務所(現岩手都市開発事務所)を平成4年1月に開設し、本格的な事業をスタートさせています。整備手法は土地区画整理事業で、平成7年11月に着工しました。開発では、次の4つの機能を備えた新しい市街地の形成を目指しています。
 ○都市型産業拠点
 ○住宅
 ○生活・文化・レクリエーション拠点
 ○コンベンション拠点

3 一級河川北上川 一関遊水地事業
…………………………………………………………………………岩手県一関市、平泉町、奥州市
 一関遊水地は、北上川の狭窄部直上流に位置している地形的特殊事情から、治水安全度並びに地内の土地利用を考慮し、周囲堤及び小堤の二線堤による河川改修を行い、中小洪水を防御するとともに、大洪水時の調節効果を増加させるものです。
 平成18年度までに周囲堤はほぼ慨成しましたが、現在は残る北上川右岸衣川地区において、浸水被害の軽減を図るため堤防整備及び「国道4号衣川橋」の架け替えを推進するとともに、昨年に引き続き各遊水地においては、「小堤」の整備を図ります。また、特定構造物改築事業として「JR衣川鉄道橋梁」の架け替え事業を実施しています。



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