■第525回建設技術講習会(上水道行政の課題・下水道行政の課題)〜現場研修事業の概要


第525回建設技術講習会 現場研修事業の概要

1 広瀬川浄化センター
………………………………………………………………………………………………仙台市青葉区折立
 杜の都仙台の「広瀬川」はアユ釣りが楽しめる清流として広く知られています。仙台市ではこの環境を守るために「広瀬川の清流を守る条例」により厳しく排水を規制しています。
 広瀬川浄化センターは市西部地区の急激な都市化の進展に対応するため、条例の趣旨を受けて高度処理方式を採用し平成5年に供用を開始しました。平成17年度には15,390m3(日最大)を処理しています。
 また、下水道施設上部空間の有効利用として、地下化した水処理施設の上部を覆土し、24時間利用できる市民利用広場を整備しています。

 


2 松島湾リフレッシュ事業
………………………………………………………………………………………宮城県松島町沖(松島湾)
 松島湾は、戦後の高度成長、特に、昭和30年以降の産業の発展や都市化に伴い、湾内へ流入する生活廃水や工場からの排水が増えたことにより水質が悪化しはじめ、昭和36年には養殖カキ大量死が発生し、初めて水質の悪化が問題視されました。
 こうした問題を解決するため、「松島湾リフレッシュマスタープラン」が策定され、下水道、港湾、河川、漁港、水産、農政の各部局が、多方面にわたる色々な事業を展開して、湾内の総合的な水質改善を行っています。

3 仙台空港アクセス鉄道整備事業
………………………………………………………………………………………仙台空港〜JR仙台駅間
 平成19年3月18日に開業した仙台空港アクセス鉄道は、JR名取駅から仙台空港に至る延長約7.1kmの鉄道新線で、JR仙台駅と仙台空港駅間を最速17分で直通運行します。
 アクセス鉄道は、東北の拠点空港である仙台空港の利便性の向上や、鉄道沿線で展開される「仙台空港臨空都市」のまちづくりの促進に大きく貢献するものと期待されています。

 




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