■第509回建設技術講習会(施工の管理・検査と工事の安全)〜現場研修事業の概要


第509回建設技術講習会 現場研修事業の概要

1 JR奈良駅付近連続立体交差事業……………東西線 佐保川南踏切道付近〜大安寺踏切道付近
桜井線 奈良駅〜西木辻町付近
 JR奈良駅付近の関西線と桜井線は、奈良市の旧市街地の西側から南側を横切っているため、奈良市都心部の発展を著しく妨げています。
 また、これらの鉄道と交差している道路は、踏切や古い跨線橋のために交通渋滞が激しく、第2阪奈有料道路や計画されている京奈和自動車道に対応する交通機能の強化が必要となっています。
 そのため、本立体化事業により、6箇所の踏切と古い跨線橋が撤去され、人や車の流れが円滑化が図られ、また、街路事業や土地区画整理事業と連携することによって、活力あるまちにふさわしい道路網が効果的に整備されます。

2 京奈和自動車道事業〔大和区間〕(国道24号)………天理市二階堂北菅田町地内〜橿原市小槻町地内
 京奈和自動車道事業における大和・御所道路は、西名阪自動車道の(仮称)西名阪ジャンクションを起点として、奈良県の中核都市である大和郡山市、橿原市を経て五條市に至る6市3町を連結し、五條道路に接続する延長27.2km〔大和区間・御所区間〕の高規格幹線道路です(一部区間は一般部を併設)。
 その内、大和区間は、橿原バイパスの道路空間を活用して導入する計画で橿原バイパスを一般部として一体的に整備するため、用地買収及び高架橋下部工事等を施工しています。

3 京阪奈新線事業…………………………………………………………生駒〜学研奈良登美ヶ丘(8.7Km)
 関西屈指のニュータウンとして発展し続ける奈良市西部・生駒市北部は、今後ますます住民の増加が見込まれ、基幹交通網の整備が望まれています。
 京阪奈新線の開通は、今までバスを利用し、近鉄奈良線の各駅に出て大阪方面に向かっていた人々の流れを、京阪奈新線に分散し、近鉄奈良線の混雑を緩和するとともに、学園前駅周辺に見られる道路の渋滞緩和も期待されています。
 開通後は、近畿日本鉄道株式会社が運営し、地下鉄中央線、近鉄東大阪線と相互直通運転されます。奈良市西部・生駒市北部から近鉄東大阪線利用なら乗り換えなしで森ノ宮・本町・コスモスクエアへ一直線、難波方面へは生駒駅から近鉄奈良線で。京阪奈新線の開通により、関西文化学術研究都市と周辺ニュータウンから大阪都心部へのアクセスが大幅に改善されます。



BACK