■第508回建設技術講習会(品質確保と発注者責任)〜現場研修事業の概要


第508回建設技術講習会 現場研修事業の概要

1 北関東自動車道整備事業………………………………………………………………伊勢崎市田部井下
 北関東自動車道は、平成5年11月を初めとして3回にわたる施行命令により、群馬県高崎市から茨城県ひたちなか市に至る約150km全線において事業化された高速自動車国道です。群馬・栃木・茨城3県の主要都市と国際港の常陸那珂港を結び、さらに東京から放射状に伸びる関越道・東北道及び常磐道との接続により、北関東圏を日本海・太平洋に直結するとともに、遠く中京・関西方面にも結びつける役割を果たします。これにより北関東地域に新たな経済圏が創成されることが期待されます。

2 群馬県立ぐんま昆虫の森整備事業………………………………………………桐生市新里町鶴ヶ谷
 群馬県では、平成7年度から、里山として豊かな自然が豊富に残されている新里町不二山地域に、亜熱帯の世界を再現した生態温室、昆虫の生態を観察、研究することができる昆虫観察館を中心とした学習や憩いの場を整備するための調査研究を進めてきました。平成8年度に、これをより具体化するため、活動プログラム、施設整備、管理運営、事業化スケジュール等からなる「整備基本計画」を策定し、現在、これに基づいた「ぐんま昆虫の森整備事業」を進めているところです。
 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む新しいタイプの施設の建設を目指しています。

3 道の駅「富弘美術館」整備事業…………………………………………………………群馬県勢多郡東村
 道の駅「富弘美術館」は、観光地「日光」に通じる国道122号沿いに整備されました。四季折々に美しい渡良瀬渓谷の草木湖畔に位置しています。
 当路線は、日光へのルートであることから、特に観光シーズンは渋滞を招くことがありますが、道の駅「くろほね・やまびこ」と日光との間には道路利用者が休息できる施設がないため、当地点に整備されました。
 また、冬期には、日光に近づくほど積雪や道路凍結が心配されるので、その情報提供場所としても重要な役割を担うと期待されています。



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