■第495回建設技術講習会(道路行政の課題、港湾・漁港行政の課題)〜現場研修の概要


第495回建設技術講習会 現場研修事業の概要について

1 下関港沖合人工島整備事業………………………………下関市垢田沖
 下関の新しい空間となる沖合人工島の整備は、平成7年11月に着手されました。第1期整備計画に基づいて、61.6haの埋立地に、水深12m岸壁2バースをもつ多目的国際ターミナルと背後の港湾関連用地、そして人々が憩える親水緑地などを整備します。
 水深12m岸壁は平成18年度から一部供用開始の予定です。

2 下関港ウオーターフロント再開発事業〔下関市地方卸市場唐戸市場〜カモンワーフ〜海響館〕
…………………………下関市あるかぽーと地先〜唐戸町地先
 下関市では、中心市街地活性化基本計画に基づき、あるかぽ〜と整備事業をはじめ、下関駅から唐戸にかけての「観光下関の再構築」など各種事業を推進し、21世紀へ向けて下関の顔となる中心市街地の活性化を進みつつあります。
 唐戸地区ウォーターフロントの整備では、「海といのち、海のいのち」をメインコンセプトに据えた今世紀最初にオープンした水族館「海響館」の設置や威勢のよいセリを見学でき競ったばかりの新鮮な魚介類を買い求めることができる地方卸売市場「唐戸市場」整備、そして関門の海の幸・山の幸を満喫することができる「カモンワーフ」と、新たしい観光ポイントの整備が注目されています。

3 宇部湾岸線建設事業…………………宇部市中央町地先〜大字東須恵地先
 宇部湾岸線は、地域高規格道路『山口宇部小野田連絡道路』の重要区間として先行整備され、山陽道宇部下関線の建設・宇部空港の拡充・宇部小野田港の整備・宇部新都市など、広域プロジェクトによって高まった[宇部・小野田地域]の都市的ポテンシャルを発現し、山口県ネットワークの整備を図るものです。
〔特徴〕
・無料の自動車専用道路
・県実施レベルでは初の連続高架構造
・合理化・省力化・ライフサイクルコストを考慮した新工法の採用
・街路事業での地域高規格道路整備としては全国トップクラスの延長

4 宇部港港湾環境整備事業〔東見初地区〕…………………宇部市東見初地先
 宇部港では、国際貿易港としての機能の拡充を進める一方、東見初地区において、県の大型プロジェクト事業である東見初地区港湾整備を平成8年度より実施しています。
 山口県では、公有水面の埋立てのうち、宇部港の東見初地区等を一般廃棄物及び産業廃棄物処分地としての活用を図ることとしています。
 年々増大する廃棄物の処分地の確保は、緊急かつ重要な課題となっております。
 また、廃棄物の海面埋立処分については、瀬戸内海の環境保全に十分配慮し、廃棄物処理施設を整備し事業を実施しています。


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