■第492回建設技術講習会(建設リサイクル) | 〜現場研修の概要 |
1 高知県鉄道高架事業………………高知市栄田町地先 連続立体交差事業とは、市街地において連続して道路と交差している鉄道の一定区間を高架化し、多数の踏切の除去を一挙に実現するものです。幹線街路以外にも多くの踏切が同時に除去されるため、踏切遮断による交通混雑の緩和や、踏切事故の防止がはかれます。また、県が連続立体交差事業、市が土地区画整理事業、県と市で関連街路整備事業を行うことにより、都市交通の円滑化ばかりでなく、市街地の分断解消など街づくりにとっても大きな期待がもてます。 |
2 国道195号JR高架橋架設事業………………高知市布師田地先 一般国道195号は、高知県高知市から高知県徳島市に至る延長約214kmの幹線道路である。 道路改築事業高知バイパスは、路面電車と一部併走している現国道及び県道の交差点における慢性的な渋滞解消を目的とした延長4.8kmの4車線(暫定2車線)道路である。 平成5年度より事業着手し、現在平成15年度よりJRを跨ぐ布師田高架橋上部工を施工中である。 |
3 道の駅「やす」・「ヤ・シィパーク」……………高知県香美郡夜須町地先 道の駅「やす」は、高知市から一般国道55号を約22km東進した県中央部東端に位置し、北側には平成14年6月開業の鉄道ごめん・なはり線が隣接するため、道路利用者はもちろん、鉄道利用者や地域住民の休憩・交流の場となる施設である。 また、道の駅「やす」は県下一の規模を誇る海水浴場「ヤ・シィパーク」にも隣接すると共に、周辺には風光明媚な手結住吉県立自然公園、日本最古の堀込港湾である手結港など、数多くの名所が存在する。さらに、豊かな自然に恵まれ、メロンなどの施設園芸作物、シイラなどの水産物が特産物である。 道の駅「やす」は、道路利用者など道の駅を訪れる方に、いつでも自由に利用できる休憩の場を提供すると共に、当町をはじめ県下の観光スポットや特産品、道路情報などの情報提供を積極的に行っている。 |
4 四国横断自動車道四車線化事業(大豊工区)……………高知県大豊町立川地先 四国横断自動車道の川之江〜高知間は平成10年3月までに暫定2車線供用されている。高知自動車道では、平成7年11月の大豊〜南国間を皮切りに四車線化が認可され、つづいて平成11年1月には川之江〜高知間の全線が四車線化されることとなった。瀬戸内と高知平野を最短で結び急峻な四国山地を南北に貫くルートのため、新宮IC〜南国IC間では、橋梁比率が17%、トンネル比率が63%となっている。四車線化されることにより、高速道路の定時制や安全性が大きく向上すると考えられ、交流人口の拡大などが期待されている。 |
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