■第480回建設技術講習会(リスク及び危機管理) | 〜現場研修の概要 |
1)とっとり花回廊 …………… 鳥取県西伯郡会見町鶴田110 約50ha 50万平方m(甲子園球場約13個分)日本最大規模のスケールを誇る花の公園。 平成7年から平成11年までの4年をかけ、総工費182億円で完成した。整備の基本方針は (1)天候や季節に左右されず、いつでも花や植物を楽しめるようにする。 (大温室や展示館を設け、屋根付廊下でつなげる) (2)自然や周辺の景観に配慮し、自然を活かした公園とする。(自生種、既存林自然地形を活用) (3)幅広い年齢層に対応し、誰にでも優しい施設とする。(鳥取県福祉のまちづくり条例に基づいて整備している。また全ての建物に身体障害者用トイレを設置している) |
2)妻木晩田遺跡……………鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4 むきばんだ遺跡は、今から約2000年〜1700年前に栄えた157haにも及ぶ国内最大級の弥生時代の集落。発見された土器や鉄器、およそ900棟の住居や建物跡、30基以上の墳丘墓の跡は、当時のムラの生活を今に生き生きと伝えている。平成11年12月に国指定史跡となった。洞ノ原地区西側丘陵には1世紀中頃に直径65mもある環壕と呼ばれる大きな溝が丘陵を囲むように掘られている。溝は幅4〜5m、深さ約2mもある大きなものである。また弥生時代のものとしては全国で初めての本格的な土屋根住居の復元(土屋根竪穴住居)とその骨格復元をし同時に展示している。 |
3)江島大橋(仮称)建設事業(境港臨港道路江島幹線)……………境港市渡町 港湾貨物を円滑に輸送するためには、港と背後圏を結ぶ臨港道路が不可欠である。江島大橋は鳥取、島根の両県の竹内と江島地区をはじめとした各工業団地間の貨物輸送だけでなく、背後圏との広域ネットワークの一翼もになうものである。既存の中浦水門管理橋(はね橋)による交通遮断や14t以上のトラックやバスは通行出来ないといった問題を解決し円滑な道路ネットワークを形成するため平成9年から建設が進められている。全長は1,446mで施工法は、海上部分が張出架設工法、陸上部分の大部分が支保工形式である。完成すると中央径間250mとPCラーメン橋としては東洋一の長大橋となる。 |
4)夢みなと公園……………境港市竹内団地 環日本海交流をひとつのテーマとして、'97年7月に開催された「山陰・夢みなと博覧会」。そのシンボルタワーであった夢みなとタワーを中心に、日本海を囲む仲間同士、交流の環を大きく広げようと、「夢みなと交流村」、「環日本海研究室」、「夢みなとシアター」「みなと温泉館」などを整備し公園化した。 |
5)水木しげるロード……………境港市末広町 境港市出身の漫画家水木しげる氏の人と作品世界を展示した「水木しげる記念館」の完成で、ますます特色の濃い街並みとなった駅前通り。氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のブロンズ製オブジェ86体が妖怪達の住んだ古き良き時代へと想像をかき立てる。 |
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