■第471回建設技術講習会(管理行政の課題)〜現場研修の概要


第471回建設技術講習会の主な立ち寄り先

1.大分スポーツ公園建設事業(ビックアイ)……………大分市大字松岡・横尾
(1)スポーツ公園の概要
 面接…約255ヘクタール
 基本理念…健やかで活力を高める県民総スポーツの振興
 スポーツ公園主要施設…メインスタジアム、総合体育館、宿泊・研修センター、サブ競 技場、投擲練習場、多目的運動広場、軟式野球場(約30,000人と約2000人の2球場)、テニス場、サッカー・ラグビー場、交通公園、ボタニカプール、大芝生広場、クロスカントリーコース、駐車場
(2)大分スポーツ公園総合競技場(ビッグアイ)施設概要
 主要用途陸上競技場(サッカー、ラグビー等にも利用可)、陸上:第一種公認競技場(トラック9コース)、サッカー:FIFA基準に適合、延床面積92,882m2、建築面積:51,830m2、階数:地上3階、地下2階、最高高さ:57.46m、最高天井高さ:61.00m、収容人数:約43,000人(可動席利用時:43,000人、可動席収納時:34,000人)、構造:鉄骨造及び鉄筋コンクリート造り、屋根:固定屋根:チタン板葺き、可動屋根:テフロン膜(透光率25%)、フィールド:天然芝、アンダーヒーティングによる常緑化。

2.田ノ浦海岸環境整備事業……………大分市田ノ浦
 近年、田ノ浦海岸では、海浜の浸食が著しく、台風や季節風による高潮のため、別大国道や田ノ浦地区に大きな被害を及ぼしている。更に、交通量の増加に伴い、交通事故が発生するなど、地域の環境が悪化してきた。そこで、建設省(当時)と大分県・大分市の三者で平成4年度から、道路・海岸・公園を一体とした環境整備事業をスタート、これらの解消を図っているところで、平成15年の完成をめざし、着々と進んでいる。平成5年度には、全国で初めて認められた多目的沖合制御施設整備事業(バリア事業)として、沖合にミニ人工島の建設もはじめられた。この事業は、自然と人との共生の場、四季の海岸づくりをテーマに、自然あふれる田ノ浦地区にふさわしく、生態系や景観に配慮した海岸づくりを目指している。完成後は、海岸一帯が浜辺と緑のコントラストが美しい、自然豊かな海洋性レクリエーション基地となる予定。
※日程案では「田ノ浦海岸環境整備事業」は車中見学となっておりますが、その後検討の結果予定の解散時間内での見学が可能となり、現在下車見学予定に変更となりました。

3.まちづくり総合支援事業:杵築市歴史的町並み……………杵築市大字杵築ほか
 杵築市は、大分県の北東部仏教文化の里国東半島の南の玄関口に位置し、大分空港より車で約15分の距離にあり、瀬戸内型の温暖な気候に恵まれた田園都市である。旧町家地区は、市中心部にあり、商家、町人町として古くから栄えた地区で低地部に東西に発展し周辺には、南北台地に武家屋敷群、職人町寺町、城郭区域が連なり、広範囲な旧城下町を形成している。都市計画の狙い−現市道の幅員が狭く、交通安全、防災上の拡幅の必要性及び商店街の活性化。住民の活動−旧町家を守る組織結成、地区計画素案。計画決定の効果−歴史有る建造物の保存活用や杵築城下町に相応い町並み景観の再生。


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