■第470回建設技術講習会(災害復旧) | 〜現場研修の概要 |
1.幕張新都心……………千葉市美浜区中瀬 「幕張新都心」は、幕張メッセを中核に未来型の国際業務都市として着実に整備されてきており、今日では、日々約9万人の人々が活動する「職・住・学、遊」の複合機能を備えた街となっている。この都市のはじまりは、産業・文化のさらなる飛躍をめざし、 千葉県が推進する「千葉新産業三角構想プロジェクト(幕張新都心、かずさアカデミアパーク、成田国際空港都市)」の一環としてスタートした。「幕張新都心」は、その中でも最大級の規模を持ち、いち早く稼働した基幹プロジェクト。 東京都心と成田空港のいずれにも近いという地の利を活かし、先端技術と文化が調和する未来型国際都市をめざすとともに、首都機能の一部を分担する業務都市として首都圏の重要な役割を担っている。 |
2.千葉港海岸環境整備事業……………船橋市浜町2丁目 千葉港は、袖ヶ浦市、市原市、千葉市、習志野市、船橋市、市川市を背後圏とする特定重要港湾。海岸環境整備事業の対象地域である船橋市湊町一帯は、市内の臨海部にあって数少ない非工業系の土地利用がなされており、住宅用地や郊外型ショッピングセンター「ららぽーと」、オートレース場等日常的に多数の人々が集散する地域である。 計画対象地の既設防潮堤は、天端が背後の地盤より2.5メートルも高く、付近の住宅・商業地区からは海が全く見えない状況にあり、人と港湾水域とが隔絶されている。 さらに、当該地区は、地震時において地盤の液状化が発生する可能性があるが、既設防潮堤では対応が難しいため、耐震性の高い防潮堤の建設が必要となっている。 構造設計のポイント ・液状化防止対策 ・前面鋼矢板構造上の地盤強度の確保 今回の視察では、同地域を概観しながら、同エリアに、緑地や遊歩道等による海辺の憩いの場の創出として建設された「船橋港親水公園」を視察する。 |
3.妙典給水場建設事業(千葉県水道局)……………市川市妙典3丁目 平成10年度全建賞 全国でも初めて地下式の配水池上部に小学校を建設した新しい形態の給水場とし、平成11年6月15日に通水式を行い給水を開始したものである。 ・建設場所…妙典土地区画整理地内 ・敷地面積…1.6ヘクタール(内小学校用地1.2ヘクタール) ・工事期間…平成6年3月30日〜平成11年3月18日 ・事業費……434億円
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